気づきの伝道師 藤井一規です。
物事を進めるとき、情にばかり流されていると、
思うように進まなくなることがあったりします。
日本も明治維新は大変革であり、
大きな抵抗もたくさんあったはずです。
それを押し進めた大久保利通の言葉から
しばらく掘り下げていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/20511/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「目的を達成する為には人間対人間のうじうじした関係に沈みこんでいたら物事は進まない。そういうものを振り切って、前に進む」
by 大久保利通(武士、政治家)
何かを変えようとするとき、
全員が望むような結果になることはほとんどない。
誰もが自分に都合よくなって欲しいと考えるし、
失う者からの抵抗もたくさん起きてくる。
もうしばらく掘り下げていく。
<冷徹>
明治維新の立役者のひとり、大久保利通は
冷徹であったと称されることが多い。
盟友であった西郷隆盛を自決に追い込むなど、
強引ともいえる進め方を批判する人も多い。
しかし、ひとつひとつ情に流され、対応を遅らせていたら、
いつまでも改革を進めることができなくなってしまう。
一人に配慮すれば、他の誰かが自分のこともと言い出しかねない。
ついには収拾がつかないことになってしまうだろう。
きっちりルールを決めたり、線引きをして、
その通りに進めることは、今でもマネジメントとして重要な要素だ。
<号泣>
西郷隆盛の死に際し、大久保は号泣していたという。
そうせざるを得なかったことを苦しみをもって受け止めていたことが判る。
新政府のリーダとして、毅然と対処する役割であった自分を
表ではずっと演じていたのかもしれない。
覚悟を決めていなければ、公平性を保つことは難しい。
ここに至ると、大久保利通は血も涙もない男とは違うと言える。
<目標達成のために>
人生には大変なことも多い。
そんなときに、決めたことをやり遂げる。
引き受けた役割に徹する。
こうしたことができるかどうかで、
結果は大きく違ってくる。
私たちは、つい情にほだされたり、周りの状況に押し流されたりしがち。
しっかり振り切るものは振り切って、進まなければならない。