気づきの伝道師 藤井一規です。
人には協力し合うという、素晴らしいチカラがあります。
相手が困難に陥っているとき、私たちは共感し、協力することができます。
ところが、困難でないときは富を共にすることができなかったりするようです。
しばらく掘り下げていきます。
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この記事の目次
「人間というのは困難は共にできる。しかし富貴は共にできない」
by 高杉晋作(長州藩士、尊王攘夷の志士)
人間がこれほどまでに発展してきたのは、
協力することができたからだ。
食糧難を迎えても、共感したり、協力することができたから、
なんとか乗り越えることができたと考えられている。
ところが、富を手にしたときは、
つい独占しようとしてしまう。
もうしばらく掘り下げていく。
<共感による食意欲>
人や霊長類には、共感による食意欲があることが判ってきた。
苦みは通常、危険なものとして避ける。
苦い食べ物を与えられたら、一旦は口にしても、
吐き出してしまったりする。
ところが、苦みを感じにくい仲間だったり、
美味しそうに食べる仲間がいると、
さっきまでは吐き出していたのに、
自ら手を出して食べ始めたりする。
そのうち、美味しそうに食べるようになるという。
どうやら私たちには、共感することで
美味しさの感覚が変わるという特性を持っている。
それほど、「共感」が大切にされている。
それは、食糧難の状況においても、食べ物の選択肢を拡げ、
生き残っていく可能性を拡げてきたと考えられている。
<困難なときは>
同じように、困難な状況にいる誰かがいるとき、
余裕を持つだれかが、助けを出すことができる。
仲間が困っている気持ちに共感し、
なんとかしたいという気持ちになったりする。
それほど、共感のチカラは
人を動かす大きなエネルギーとなっている。
そうして人類は発展してきた。
<富めるとき>
しかしながら、相手もそれなりのレベルにあるとき、
自分が多くの富を得た状態になったとき、
それを分かち合おうとはなかなかしない。
自分や相手が困っていればするが
困っていないときにはその必要はない
と考える傾向がある。
<共感をもたらす力>
私たちにとって、「共感」は大きなキーワードのようだ。
共感が人を動かすと言ってもいい。
共感を意識することで、
私たちの日常に、未来に変化をもたらすことができるかもしれない。
共感をもたらすチカラ。
是非考えていきたい。