気づきの伝道師 藤井一規です。
どうも人は、どんなに正しい理屈を並べても、
素直には受け留めなかったりします。
論理よりも大事な関心事があるようなのです。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/21195/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを、よく心得ておかねばならない」
by デール・カーネギー(米の実業家、作家、ビジネスセミナー講師)
どんなに正しいからと言っても、
誰かの間違いを指摘するときには、
相手の面子をつぶさないようにした方が良かったりする。
人は感情で動くものであり、
偏見や自尊心、虚栄心を持っていると知ることは
人付き合いで大切なことになる。
もうしばらく掘り下げていく。
<批判は感情の火薬庫に注意>
人間関係は、最後に感情的に納得できるかどうかが
最も重要なポイントだったりする。
私たちの日常生活でも
不毛な対立を体験することがよくある。
いくら自分の方に理があると思っても、
高圧的に責めたり、一方的に批判しようとすると、
頑として改善したほうがよいことも認めなかったり、
強硬に反論されてしまったりする。
ちょっとした言葉選びや、言い方で、
感情的に反応してしまうようなことがある。
批判は、感情の火薬庫に火をつける可能性があるもの。
爆発しないようにした方が賢い。
<自尊心・虚栄心>
相手の非を一方的に責めると抵抗にあうが、
自分の方でも改善できたはずのことや、
過去の失敗に触れたりすることで、
相手が自ら改善の可能性を示してくれたりする。
相手は自分にとって大切な存在であり、
これからも良好な関係を作っていきたいということを示すことで、
相手の態度は大きく変わったりする。
相手を否定していくことより、
より良い関係を結んでいきたいのであれば、
相手を大事に思っていることを示した方が賢明だ。
人は感情で動くもので、自尊心や虚栄心とともに生きていることを知っておいた方がいい。
<交渉においても>
このことは、交渉ごとにおいても重要なことだ。
米国のトランプ大統領は、
大上段に振りかぶって、叩きのめしてしまうぞと脅しをかけることが
交渉を有利に運ぶ方法だと考えているようだ。
確かに、下手に出てなめられてしまうことは問題だけれど、
相手に屈辱的な思いをさせることは、遺恨を残す可能性もある。
敵対的な方法ではなくとも、自然にお互いが心を開き、
お互いが自主的に改善へ向けて行動しあうようにした方が、
より建設的な結果を導くことができたりする。
人の特性については、よく心得ておいた方がよさそうだ。