気づきの伝道師 藤井一規です。
勇猛果敢な人をスゴイと思う人は多いものです。
しかし、本当に気をつけなければならないのは、
臆病者だったりするといわれます。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/21280/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「世におそろしいのは、勇者ではなく、臆病者だ」
by 徳川家康(武将、戦国大名、江戸幕府初代征夷大将軍)
家康は勇者はわかりやすいと考えていた。
勇猛果敢であることを優先事項として考えると
わかっているからだ。
しかし、慎重な者は様々な準備をし、
想定外のことをしてくる可能性がある。
このことは私たちも意識しておく価値がある。
もうしばらく掘り下げていく。
<勇猛果敢>
勇猛果敢であることは素晴らしいことだ。
勇気を出すこと、果敢に取り掛かることができる。
必要な時には、そうありたいと思う。
窮地に立っても、相手がいかに強大であっても
勇気を出して戦えることは素晴らしいと言える。
しかし、ただ愚直に勇猛果敢であるだけでは、
生き残っていくことは難しい。
いくら勇猛果敢であっても、
圧倒的な武力の差がある相手にまともにぶつかってはひとたまりもない。
なんとかして生き残ったり、耐えて
勝利のチャンスをつかんでいきたいもの。
<知恵を活かす>
家康も、ただ単に勇気が出せないという者のことを
ここで臆病者といっているわけではなさそうだ。
何も考えずにまっすぐ突っ込んでくるだけの相手より、
慎重に考え、ありとあらゆる手段で対抗してくるような相手こそ、
気をつけなければならないと考えた。
単に突っ込んでくるだけなら、
予想もつくし、対抗策も打ちやすい。
しかし、予想外の方法でやってこられるのは
やはり恐ろしい。
<窮鼠が猫を>
また、自分が十分強いという認識があれば、
ここまでやれば十分という勘所がわかる。
しかし、自分の弱さばかりを意識していると、
冷静に状況を見極めることができず、
相手が十分弱っているにも関わらず、加減することなく、
相手を死に至らしめてしまうなどのことが起きたりする。
強大な相手がやってくるのを防ごうと、
目をつぶって、刃物を振り回し続けてしまい、
実は自分の大切な人であっても傷つけてしまうという
思わぬ事故を引き起こしてしまったりする。
勇猛果敢でわかりやすい相手よりも、
意外な行動をとる可能性の高い臆病者の方が、
遥かに恐ろしいと言えるのだ。