気づきの伝道師 藤井一規です。
一つの道を究めようとするとき、
そのことだけに取り組んでいればいい、
と考える人もいるかもしれません。
しかし、きっかけは良くても、自分ならではの世界を
作り上げていこうとするときには不足かも。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ」
by 手塚治虫(漫画家、アニメーター、医学博士)
ストーリー漫画の第一人者である手塚治虫。
自分も同じように続こうとする、後進たちが、
漫画の世界だけに収まっていることに気づいた。
それでは足りないのだと、鋭い指摘をしている。
もうしばらく掘り下げていく。
<憧れの職業>
有名になり、人気が出てくる職業ってあるもの。
調査によって大きな差はあるものの、
一攫千金が夢見ることができるプロは常に上位にある。
プロスポーツ選手、芸能人、ファッションデザイナー。。。
感動した漫画に影響を受け、漫画家を目指す人もいる。
手塚治虫も漫画家を目指す多くの若者のことを知り、
出会う機会があったにちがいない。
<2番煎じ>
そして、多くの若者が、既に存在している漫画の世界だけに入り込み、
どう描けばいいのか? どういうストーリー展開がいいのか?
・・・
といったことを学ぼうとしていることに気が付いた。
もし、そのまま学んだことを活かして作品を作ったとしても、
2番煎じで終わってしまうに違いない。
型を学ぶことにも意味はあるけれど、
それ以上に大切なことがある。
描くスキルよりも、伝えたいこと。
伝えようとする自分自身が、感性を磨き、
伝えたい熱いメッセージを持つことの方が大切なのだ。
<感性を磨く>
感性を磨くのには、まずは一流といわれるものにたくさん触れることが効果的。
一流と認められているものには、何か多くの人たちの心を動かすものがある。
触れてみないとわからないことってたくさんあるもの。
もちろん、触れてみたけれど自分には
伝わってこないようなものもあるかもしれないが、
自分の感覚が未開花していないだけだったりする。
狭い世界に収まるのではなく、多くの一流に触れることで、
自分の中に新しい何かが生まれてくる。
自分ならではの世界が生まれてくる。
それを表現していけばいい。