気づきの伝道師 藤井一規です。
何か新しいことを学ぼうとするとき、
私たちは思いのほか今まで自分の中に持っている
信念・価値観との突合せをしながらになってしまったりしている。
そうして、自分の今までの考え方を基に理解しようとしたりします。
しかし、それは新しいことを学ぶためには邪魔になってしまうことがあります。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「頭の中に古い考えが頑張っていると、新しい情報が入ってくるのを拒否するから、せっかくの新しいメッセージも届かない」
by 糸川英夫(日本の工学者、日本の宇宙開発の父)
新しいことを取り込むことは、
今までのままではいられないということ。
今までを壊して、新しくすることなので、
今までは最適だった既にある考えは、
新しい考えを取り入れるのを妨害しようとするのだ。
もうしばらく掘り下げていく。
<脳はさぼり屋>
新しいものって、今までとは違う何かがある。
今までをどこか壊して、ときには一から作り直すことになる。
ところが、私たちは今まで作り上げてきたものに
愛着があったり、執着があったり、居心地の良さを感じていたりする。
変わらないで済むということは、とても楽ができるということでもある。
私たちの脳は、実はとてもサボり上手。
手を抜けるなら抜きたいと虎視眈々と狙っている。
例えば、何かに慣れるというのは、
いちいち細かいことを意識しなくても済む状態なので、
脳にとっては好ましかったりする。
目に飛び込んでくる映像も、
変化のある部分だけを追いかけ、
変化しない部分と思っている部分には意識を向けないようになっている。
実は変化しないと思い込んでいるところが
大きく変わっていても脳は気づかなかったりする。
<新しいは変化>
大きな新しいことが起き、予測がつかなくなると、
脳は急に忙しくなる。
意識を向ける先がたくさんになり、
捉えどころを失うようなこともある。
不安になったりすることもある。
今までの安心安全な状態が失われることになる。
そこで脳は、今までの考え方、信念価値観に固執して、
新しいものは不適切だとして、受け入れないようにしてしまうことがあるというわけだ。
<まずは受け留めてみる>
しかし、私たちは常に新しく変わっていく必要がある。
後から冷静に考えてみれば、大きく変わらなければ、
生き残ることができなかったことがわかっていても、
変わることへの恐怖はついて回る。
画期的な考えであればあるほど、今までとのギャップが恐さを連れてくる。
もちろん、すべてを無批判に受け入れる必要はないけれど、
一旦は頭の中を真っ白にして、
まずは丸のまま受け留めてみる。
そのうえで再度選択をしていけばいい。
これができるかどうかが、成長していくため、
生き残っていくためには重要なポイントになる。