気づきの伝道師 藤井一規です。
命が一番大切なものだと、よく言われますし、
そう多くの人が思っています。
ところが、死にたいと考えたことのある人、
生きるのがつらい、苦しいと思っている人はたくさんいたりします。
命と生きることとについて、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/21470/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「命が一番大切だと思っていた頃、 生きるのが辛かった。 命よりも大切なものがあるとわかった時、 生きているのが嬉しかった」
by 星野富弘(日本の詩人・画家)
命を大切にしよう。
小さなころから、何度となく聞かされてきた言葉だ。
しかし、生きるのが辛いと思っている人が多いも事実。
あるとき、命よりも大切なものがある。
と気づいてみると、そのためならこの命を役立たせる可能性に気が付く。
ところで、命より大切なものって何だろう?
もうしばらく掘り下げていく。
<星野富弘>
星野富弘さんは、元は高校の体育教師だった。
鉄棒の模範演技の時の事故で、首を強打し
首から下の身体の自由を奪われてしまった。
ケガをした当初、救命処置が進んでいるときは
何としてでも助かりたいと思っていた。
ところが、人工呼吸器が外れるようになったころから、
今度は死にたいと思うようになっていった。
こんな迷惑ばかりかけて、役に立たない人間が生きていていいものだろうか?
生きる価値があるのだろうかと。
<命の比較>
命は大切だ。しかし一番大切だということだとすると、
今度は命の比較が始まったりする。
価値のある命と、そうでない命があるかの如くだ。
そして、多くの人が自分の命って、
どれほどの価値があるのだろう?
自分なんて大したことないのではないのか?
って考えたりしがちだ。
星野さんは、命より大切なものがあることに気づくことで、
自分にもできることがあることを見つけていった。
自分にもできることがある。。。
生きているから、この命を役に立たせられると。
<命より大切なもの>
しかし、命より大切なものって何だろう?
あなたが自分の命を顧みずにしようと思ったりすることってなんだろう?
答えは一人一人違うだろうし、
自分の心と身体にしっくりくるものを自分で見つけて
初めて本当の価値を発揮する。
誰かが正解をくれるようなものとは違うものだ。
自分の子供のためだったら、という人がいるかもしれない。
新型コロナウィルスで苦しんでいる人たちを
多くの医療関係者が、自らの感染の危険を冒して助けていたりする。
それは、どんなウィルスかもよくわかっていないときからだ。
東日本大震災などの災害の後、
二次災害の危険があっても助けに行く人たちがいる。
自分の命を守るだけなら、危険から遠ざかった方がいいに決まっている。
しかし、そればかりではないことを
あなたもきっと感じているはずだ。
<命を役だたせる>
命より大切なものが何なのか?には、決まった答えがない。
ひとりひとりが、自分で答えを見つけていくものだ。
ただ言えるのは、自分の命より大切なもののために
誰もが自分の命を役に立たせることができるってことだ。
生きていることは、自分の意思で
それができるってことだ。
役に立たせる方法にも制限はなく、あなたが見つけることができる。
そのとき、きっと自分の命の価値を感じ、
生きていられるのがうれしいと思うことができるに違いない。