気づきの伝道師 藤井一規です。
米国での人種差別事件は、
人種差別が今も続く、根深い問題だということを示しました。
マーチン・ルーサー・キング・ジュニアのことばから
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「私には夢がある。私の4人の子供が肌の色によってではなく。人格の如何によって判断される国に住む日が来るだろうという夢だ」
by マーチン・ルーサー・キング・ジュニア(牧師、公民権運動指導者)
奴隷化法宣言につながった、マーチン・ルーサー・キング・ジュニアの活動。
そこには、自分の子供たちが肌の色ではなく、
人格によって判断される世の中になるように
祈りにも似た気持ちがあった。
もうしばらく掘り下げていく。
<人種差別>
産業革命を迎え、世界に進出していった国々は
アフリカなどの人たちを奴隷として扱うようなことを始めてしまった。
大きな船や、強力な武器を持っている人たちが、
自分たちの方が優れていると考え、
他の人種を劣っていると考えてしまった。
誰かを奴隷として使うことは、
快適な生活を得られることでもあり、
持つものが、持たざる者を支配するようなことが
広く行われるようになった。
<変革>
一度味わった快適な状態を
人はなかなか手放そうとはしない。
活動を始めた、マーチン・ルーサー・キング・ジュニアも
たとえ自分の時代では解決しなくても、
自分たちの子供たちの時代には、
平等になって欲しいと願っていた。
そして、リンカーンの奴隷解放宣言など、
平等への道は開かれ、問題は解決したように見えていた。
<根強い課題>
しかしながら、現実には根深い差別的思考は生き残ってきた。
貧しさは決して人種の違いからきているわけではないが、
肉体労働中心に扱われてきた人たちにとって、
収入を大きく改善し、住環境を望ましく変えていくことは容易ではなかった。
どうしても、犯罪が起きやすい環境に
人種の比率が偏る傾向にあったため、
人種をみて、警察官の扱いが変わるということが起きてしまっていた。
<人として>
人種差別の問題は、何らかの形で世界中にある。
そして、平等であるべきだという強い考えを持つ人たちが
多くの行動を起こすほどに増えたことは、
マーチン・ルーサー・キング・ジュニアの望んだ社会に
近づきつつある証拠だろう。
近い将来、人種差別という言葉が死語になる時代がやってきますように。