気づきの伝道師 藤井一規です。
好むと好まざるとにかかわらず、
私たちは感染症との戦いを余儀なくされています。
人類が生き延びていくために、何が大切なのか?
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「パンデミックという深刻な危機に直面した今こそ『他者のために生きる』という人間の本質に立ち返らねばならない。協力は競争よりも価値があり、人類は一つであることを理解すべきだ。利他主義という理想への転換こそが人類サバイバルのカギである」
by ジャック・アタリ(フランスの思想家・作家)
新型コロナウィルスがもたらしたもの。
それが何なのか?
私たちに何を気づかせようとしているのか?
今この段階で考えてみたい。
<人間>
私たちは人間だ。
「人間」という文字が表すように、人と間、
人と人との間の関係があってこそ生きていられる。
新型コロナウィルスは、人と人との直接接触を
減らさなければならないという、
人間にとって困難な状況を突き付けてきた。
<役割分担>
人類は一人ひとり、個々で生きるよりも
集団で生き、役割を分担することで、
効率を上げたり、お互いに助け合うという
仕組みを作り上げた。
そのおかげで、世界は78億もの人口になっている。
助け合う仕組みがかなったとしたら、
一度ちょっとした病気になったり、ケガをしただけでも
生き残っていくことはできない。
<最前線>
死に至る病を前にしたとき、
今回の新型コロナウィルスでも
医療関係従事者がまず前面に立ってくださっている。
こうした方々がいてくださればこそ、
他の人たちは活動を続けることができる。
病院経営の悪化が言われている昨今、
何とかして医療体制を支える仕組みが必要だ。
<残念な人>
また、ひとりが無謀なことをしたことで、
多くの人たちが感染するというような事件が報道されている。
残念ながら、そういう発想はなかなかなくならない。
しかし、こうした「自分さえよければ」という発想が
私たち全体を危機に陥れるという事実を
教えてくれようとしているようにも思える。
<利他主義>
個人主義、利己主義が主流となってきている世界で、
人類は本来、支えあっている存在であり、
利他主義であるべきだということを
今回の新型コロナウィルスの流行は
私たちに改めて気づかせようとしているのかもしれない。