気づきの伝道師 藤井一規です。
誰しも人を動かしたい、変えたい、と思うことはあるでしょう。
しかし、なかなか思うようにはいかないものです。
他人を動かすためには何が必要なのでしょうか?
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「あなたが何を言うかは、さして問題ではない。重要なのは、あなたが他のひとに何を思い描かせるかである」
by ラニー・バッシャム(メンタルマネージメントインスティテュートマスター)
他人を動かそうとしても、なかなかうまくいかないのは、
本人が自ら動こうとしない限り、変化が始まらないからだ。
となれば、いかにしたら本人が自らの意思で動く気持ちになるか?
という点にかかっている。
もうしばらく掘り下げていく。
<馬に水を飲ませることはできない>
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない
ということわざがある。
いくら馬に水を飲ませようとしても、水のあるところまでは連れていけるが、
飲ませることまではできない。というものだ。
馬が自ら水を飲まない限り。
同じように、どれほど理を尽くし、言葉を尽くして説明しても、
相手を行動させることができなかったりする。
それは、その人が自らの意欲が起きていないからだ。
命令や、指示の形であっても無視されてしまうことすらある。
<意欲をもたらすもの>
そうかと思えば、特に何かをさせようとしたわけではないのに、
あなたが何気なく口にした一言を聞き取って、
猛然と取り組み始めるようなことがある。
あなたの一言をきっかけに
相手の中で取り組もうという意欲が湧き上がったことを示している。
意欲が湧いてきたのは、相手の中に明確に自分が望む状態が想像できたからだ。
このことは、何を言ったかよりも、相手の中に何を思い起こすことができたか?
の方がはるかに重要だ、ということを示している。
<何を言うか>
そうなると、相手が望むような状態を想像させるように
アプローチしていくことに意識を向けていく必要がある。
逆に、このままでは望まない状態になってしまうことを
リアルに想像させられたら、相手は自らの意思で動く可能性が高まる。
今日の言葉は、「何を言うかは、さして問題ではない」としているが、
何を言ってもどうでもいい、と言うこととは違う。
相手が望むことや、望まないことを
いかにリアルに思い浮かべられるように伝えていくかを考え、
実践していくと効果が高まる。
強引にやらせようとすれば、抵抗は高まるばかり。
いかにリアルに感じてもらうかにある。
ときには言葉ではない方がいいかもしれない。