気づきの伝道師 藤井一規です。
あなたは過去を振り返るタイプだろうか?
それとも未来の方だけを重視するタイプだろうか?
「感謝」ということを通じて
過去と未来との関係について
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「感謝とは、過去に向けられた徳行というよりは、未来に生かされる徳行である」
by イギリスのことわざ
感謝は、過去に起きたことにだけ
向けられるもののように考えている人が多いかもしれない。
しかし、未来に向けて生かされている
という考え方がある。
もうしばらく掘り下げていく。
<過去の取り扱い>
あなたは自分の過去のことについて
どのように取り扱っているだろうか?
過去なんかにこだわらずに、未来だけを見るようにしている、
という人もいるかもしれない。
もちろん、過去の失敗や、残念だったことを
引きずってしまうようなことは避けたい。
しかしながら、その経験をしたからこそ得られるものがあったりする。
同じ嫌な目に何度も繰り返し遭うようなことは避けたい。
過去に蓋をし、見ないよう触れないようにするのではなく、
過去と向き合い、未来に生かすための教訓とすることができれば、
過去は歴史として自分史博物館の展示物としておくことができるに違いない。
<過去への感謝>
過去に嫌なことがあっても、今の、そしてこれからの学びとして
自分の財産とすることができる。
また、誰かから受けた助けや支援、救いは、
とても有難いものであり、感謝をささげたい。
しかし、こうした過去に受けたことに対する
有難いという気持ちも
過去のためにあるのではない。
この思いを未来につなげていくことが大切なこと。
感謝をするとき、私たちはその場では
素直に感じることができているが、表面的になってしまいがちだ。
意外に、
本当のところ、なぜ有難かったのか?
どうだったらもっと良くなるだろう?
というところまで振り返ってはいなかったりする。
ここまで掘り下げてみることで、
何が大事なことなのかがよくわかる。
そして、より未来につないでいくことができるようになる。
<未来へ>
私たちは過去について、もっと学ぶ必要がある。
そして、学びを得られたこと、助かったことに対して、
感謝の気持ちを持つことが大切になっていく。
感謝の思い、有難いという思いは、
過去に対して用いるだけでなく、
過去の感謝から気づいたことを未来に生かすことに用いることができる。
むしろ、未来に生かすことの方が
より重要かもしれない。
私たちは未来に向かって今を生きているのだから。