気づきの伝道師 藤井一規です。
判断を狂わせるものって何だろう?
通常なら、望ましい判断ができるはずなのに、
おかしな判断をしてしまうことがある。
今日は、判断を狂わせるものについて考えてみたい。
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この記事の目次
「正しい判断の妨げになるものの第一は私心、第二は不健康、第三はうぬぼれ」
by藤原咲平(第五代中央気象台長)
いつもなら、自分で納得のいく判断ができるはずなのに、
後から考えると、
「なんであんな判断をしたのだろう?」
「つい魔がさした」というほかないような
判断をしてしまうことがある。
<私心>
その一つは、自分の利益を優先しようとするものだ。
よくあるのが、政治家が政治資金を得るために、
献金してくれる団体を優遇したり、
私利利欲のために、公のためのお金を使ってしまったり。
つい最近も、これで辞めることになった有名政治家がいる。
政治家ではなくとも、
大きなメリットがあるうえに、
「バレることはないだろう」
そんな思いが加わると、つい・・・ということはあり得る。
特に、まわりからそそのかされたりすると、
この罠にはまってしまいやすい。
また、自分の保身に走ろうとして、
自分の身が安全そうなものだけを選択していると、
おかしな判断をすることがある。
選択肢に、自分の利益・不利益が絡んでいるときには、
冷静になる必要があるのだ。
<不健康>
また、身体や心の状態がすぐれないと、
本来の判断ができなくなりがち。
痛みがあったり、辛かったりすれば、
きちんとした思考を邪魔されてしまう。
人の身体は、結構ちょっとしたことで、
冷静さを失ってしまったりするもの。
また、心を捉えて離さない悩みがあったりすれば、
深く考えることができずに、
判断を誤ってしまうことも起こりやすい。
普段なら見落とすはずのない事実を
うっかり見過ごしたり、
なにか変だな?ということを嗅ぎ付ける能力を
発揮することができなくなってしまう。
<うぬぼれ>
そして、意外と気づかずにはまってしまうのは、
「うぬぼれ」というやつ。
なんだか調子よく進んでいると、
確認の過程を飛ばしてしまうことがある。
また、自分のチカラを過信したり、
周りに甘えすぎたりするのも危険をはらむ。
前回上手くいったから、
という理由で、軽くやってしまったがゆえに、
トラブルに巻き込まれてしまうということはよく聞く。
順調にいっていたから、といって慢心していたら、
罠にはまってしまうもの。
これまでは、たまたま好条件だったに過ぎないかもしれない。
状況は常に変動している。
うまくいくのは周りのおかげ。
という気持ちが丁度良い。
<自分が納得する判断を>
心と身体の健康を保つこと。
私利私欲から離れること。
うぬぼれから離れること。
この3つは、自分が納得する判断するための重要なチェックポイント。