気づきの伝道師 藤井一規です。
「上を向いて歩こう」の作詞家であり、
ラジオのパーソナリティなどでも知られた永六輔さんを偲びつつ、
今日は、年齢意識について考えてみる。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/8148/
この記事の目次
「人間、今が一番若いんだよ」
by永六輔(ラジオ番組パーソナリティ、タレント、随筆家、元放送作家、作詞家)
明日より今日の方が若いんだから。いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ。
と続く。
言われてみればその通り、
時間はどんな人にも同じように与えられている。
<もう歳だから>
どんな言葉を使うかは、
その人に大きな影響を与えるもの。
「もう歳だから」
と、なにかをしない言い訳に使っているとしたら、
自ら老いを意識させてしまっている。
できない年齢なんだと、
相手に答えると同時に、
自分にも言い聞かせてしまっている。
でも、考えてみれば、
何歳だから「できない」って決めているのは、
他でもない自分自身。
自分の可能性を、
自ら潰してしまってはいないだろうか?
<20歳と510ヶ月>
永六輔さんが、62歳のときに成人式に招かれ、年齢の話に触れて、
「新成人おめでとうございます。
私は、自分の歳を聞かれたとき
歳は毎年変わりますから。えーと今月で幾つかな。
我が家の犬は4歳と1カ月ですから、私は50歳と150か月ですかね」
と応えてます。
しかし、今日は成人式ですから20歳と510ヶ月ですかね」
なんだか、年齢の捉え方が違ってくるかも。
<年齢を重ねて>
もちろん、身体はいつまでも20歳と同じ、
というわけにはいかない。
記憶力も、同じレベルであるとは言えない。
だから、20歳のときにするチャレンジと、
60歳のときにするチャレンジは、同じにはならない。
しかし、人生経験をしてきたからこそできることもある。
チャレンジし続ける、高齢の方と出会うと
元気をいただけるし、
実際とても若々しいことに気がつく。
<今が年齢では一番若い>
何より、チャレンジすることは、自分の若さを保つ秘訣。
チャレンジしながら、新しいことや人と出会い、
生きることにわくわくすることは、
何歳になっても変わらない、
生命のエネルギーを生み出してくれる。
そして、思い出していきたい。
どんな人間も、人生という川の流れのなかでは、
今が一番上流にいるのだということを。
一番たくさんの時間があるということを。
年齢ができることを決めるのではない。
どんなときも、あなたが決めているのだということを。