気づきの伝道師 藤井一規です。
誰もが苦しみを避けたいと考えるもの。
しかし、苦しみから得られるもの、学ぶべきことはとても多い。
歓びからも得らるものも、もちろんいっぱいあるが、
今日は、苦しみの価値について考えてみる。
<ブログ>
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この記事の目次
「千の歓びも一つの苦しみに値しない」
byミケランジェロ(イタリアのルネサンス期の芸術家)
ミケランジェロは、レオナルド・ダ・ヴィンチと並ぶ天才
と称されることが多いが、
本人は、そうは思っていなかったかもしれない。
ひとつの作品は、多くの苦労と努力と労力とを注ぎ込んで、
初めてできることをよくわかっていた。
<苦しみと出会う>
誰もが苦しみからは逃れたいと望むだろう。
しかし、苦しみがあるということは、
乗り越えるべき課題がそこにあることを
乗り越えた先の世界があることご教えてくれている。
苦しみから逃れたいからといって、
苦しみから目を逸らしてしまったり、
無いことにしてしまうのはもったいない。
ひとつの苦しみを乗り越える能力を身に付けたとしたら、
また別の課題と出会っても、
乗り越えやすい状況になる。
すでに遭遇した苦しみをそのままにしておけば、
同時に複数の苦しみの存在に辛い思いをすることになる。
<苦しみの価値>
これまでの人生を振り返ってみれば、
苦しみに出会い、乗り越えてきた経験は、
今のあなたの役に立っていることに気がつく。
いや、苦しみあったればこそ、今の自分がある。
と言ってもいいくらいだろう。
苦しみに、耐える能力を持っているということも
大切な力になっている。
解決する能力が身についていれば、もちろん素晴らしい。
しかし、解決はできないのだとしても、
同じように苦しみを味わっているひとの気持ちが
わかるようになっている。
人の気持ちがわかることは、
大切なチカラ。
苦しみと向き合うこと、を乗り越えることは、
成長することにつながっているのだ。
<苦しみには意味がある>
だから、苦しみに出会ったとしたら、
自分の人生にとって、なんらかの意味をもって目の前に現れたのだ。
と考えていきたい。
乗り越えられない試練は与えられない。
と、よく言われる。
この苦しみこそが、絶好の学びと成長のチャンスだと捉えて、
苦しみを見つめなおし、捉えなおし、感じ取りなおしてみる。
すると、単に避けたい、逃げたいと言う気持ちとは
違った感覚が得られたりする。
苦しみに、意味と価値を見出せば、
これからの人生の宝となりうることに気づいていけるのだ。