気づきの伝道師 藤井一規です。
怒られること、叱られること、
どちらも身がすくむ思いをするけれど、
どんな違いがあるのだろう?
今日は、怒ること、叱ることについて考えてみる。
<ブログ>
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この記事の目次
「肉親のつもりで叱るには深い愛情が必要です。マザー・テレサの言葉に『愛の反対語は無関心である』というものがあります。つまり『愛』とは相手に関心を持つこと、深くかかわることです」
by中井政嗣(実業家)
怒ると叱るは違う。
この違いを意識しておくことは、
大きな差を生み出してくれる。
では、どう違うだろうか?
<怒ること>
あなたが怒っちゃうときって、どんなとき?
自分が一生懸命作ったものを
こわされちゃったときとか。
せっかく苦労して準備したのに、
台無しにされちゃったときとか。
どうも、湧き上がってきた感情を
そのまま相手にぶつけていたり、
誰かに八つ当たりしていたり。
自分の感情のはけ口にしていたりする。
怒る相手は、目上の人でも、
そうでない人でも、
ときには自然に対してだったり
特に制限がないかもしれない。
<怒るときにおきがちなこと>
怒っていると、ときに相手の人格を
全否定してしまうようなことを言ってしまったりする。
いつもなら簡単にできそうなことをしなかったとき、
「どうして、やらないんだ! これだからお前はダメなんだ!」
やらなかった = お前はダメ
なんてことにはならないはずなのに。
特に誰かを指導する立場、
守る立場であれば、このパターンは避けておきたいこと。
<叱ること>
ところが、叱るとなると、
ただ単に、相手に感情をぶつけるのとは違ってくる。
もちろん、感情を含んではいけないというものではないが、
叱るときは、相手のことを思って、
成長を期待したり、
無事安全であることを確保しようとしたりしている。
相手のための愛情が、そこにはある。
そして、愛情をもっているからこそ、
叱ることは大切なことになってくる。
<叱るコツ>
相手の成長を期待しているのであれば、
叱ることを怖れたり、ためらうばかりでは、足りない。
叱る必要のあるときには、しっかり叱る必要がある。
そのときに、コツとして、
プラスのストローク(働きかけ)を加えておきたい。
愛情があるがゆえに、大切に思うがゆえに
伝えるべきことを伝えている。
ということを言葉や態度、表情で示しておくことだ。
これは、より深い関係を結ぶのに役に立つ。
単に、「怒る」になっているときは、このプラスのストロークが
忘れ去られてしまっているもの。
つい怒ってしまったときは、
思い出しておきたい。
あなたなら、どんな言葉、態度、表情で
相手にアプローチしますか?