気づきの伝道師 藤井一規です。
意識をしてみると、自分の傾向に気づいたりもします。
今日は、使う言葉とその影響について考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「幸福な人生を歩んでいる人は、言葉の使い方を知っています。言葉は選んで使いなさい。言葉の選択一つで、人生は明るくも暗くもなるのです」
byジョセフ・マーフィー(アイルランド出身の宗教者、著述家)
普段、何気なく使っている言葉、
その言葉は、無意識のうちに自分に影響を与えているという。
それはどういうことなのだろう?
<言葉は文字だけではない>
言葉には、単なる文字記号とは違って、
意味が加わっている。
それも、単純に辞書に載っている意味では終わらない。
たとえば「初恋」といえば、Wikipediaでは
その人にとって最初の恋の意。英語ではFirst Love。
ということになる。
しかし、
「初恋」
と言う言葉を聞いたり、使ったりした瞬間に、
自分の初恋の記憶、体験にもアクセスしていたりする。
無意識のうちに、あの初恋のときの想いや、出来事、
感覚といったものに触れていたりする。
<体験がなくても>
自分自身には実際の体験のないことであっても、
その言葉に対するイメージ、想像が引き起こされる。
「スカイダイビング」
と聞けば、実際にはしたことがなくても
映像を見た記憶が呼び覚まされたり、
それすらなくても、自分の頭の中で想像が広がっていく。
また、その言葉を表現するための音が、
意味を持ってきたりする。
例えば、固い響きのある「カ行、タ行」を多用するのと
柔らかい響きのある「さ行、や行、ら行」を多用するのとでは
違いが生まれてきたりする。
<プラスとマイナス>
だから、プラスのイメージを持つ言葉や、
よりよい印象を与えてれる音を持つ言葉を
たくさん使うことは、
自分にプラスのイメージを与え、
プラスのエネルギーの共鳴を起こしやすくなる。
「悪くならないように」と
「良くなるように」は
同じ意味のようだけれども、
自分に与える影響、という点からすると、
全く異なるもの、ということになる。
前者は、「悪いこと」に意識が向いていて、
後者は、「良いこと」に意識が向く。
この違いに気づいていきたい。
どちらを選択するのも、自由。
自分にとって、より望ましい選択をしていきたいもの。
<気づけば、変えられる>
まずは、自分がどんな傾向があるかに気づいてみる。
気づけば、次のときに変えることができる。
マイナスの言葉を使ったからといっても大丈夫。
次にどうするかの方が大切なこと。
少しずつでも望ましい方にシフトしていけばよい。
そして、もうできてるよって人は、
もう1ランクアップしてみたい。
「良くなるように」はバージョンアップして、
「素晴らしくなるように」とすることもできる。
自分にとって望ましい言葉を使えば、
その言葉が持つイメージや音、素晴らしい体験とともに
居られる時間が増えていく。