気づきの伝道師 藤井一規です。
もっと時間があったら、素敵な出会いがあったら・・・
そんな思いに囚われたことがあるかもしれない。
今日は、どんな自分でありたいかについて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/9335/
この記事の目次
「どこに行っても自分と道連れ」
byジョン・カバット・ジン(米の分子生物学者・医師)
誰にも、
もっと・・・だったら
こんなふうに恵まれていたら・・・
あれがあれば・・・
それさえなければ・・・!
そんな思いを抱くことがある。
どのように現状と向き合っていけば良いのだろう?
<不幸の原因は?>
与えられた環境、条件がもっとよかったら、
幸せになれるのに!
そう思っている人は多い。
もっと幸せになれるのに! という言葉の後ろには、
「だから私は不幸だ」
というセリフが隠れて続いている。
そして、不幸の原因を
自分の外に見つけ、だからしかたがないのだと
自分を周りを納得させようとしている。
<幸せはどこからやってくる?>
幸せが自分の外からやってくる
という考え方をしていると、
外からやってこない限り、
幸せにはなれなくなる。
環境が変わらない限り、
何かが与えられない限り、
取り除いてもらえない限り・・・
幸せにはなれなくなってしまう。
でも、それは本当だろうか?
<もし、・・・だったら?>
逆説的に、
例えば、お金持ちだったら、必ず幸せになれるのか?というと、
お金は山ほどあるが、不幸な人もいっぱいいる。
素敵な出会いがあったら、必ず幸せになれるのか?
う~む、残念な別れをするひとだっている。
どれだけ与えられても、ほかに足りないものを見つけるのは
実に簡単なこと。
こう考えていくと、
どんなに好条件を与えられたとしても、
必ず幸せになれるというわけではないことに気がつく。
むしろ、わざわざ不幸の種をみつけて、
みずから不幸なんだと、決めつけようとしている。
そういう自分と、いつも道連れとなってしまっている。
<幸せは自分がつくり出す>
私たちは、どんな条件下でも不幸の種を
見つけることができるのと同じように、
どんな条件下でも、
幸せの種を見つけることができる。
既にあるものは、当たり前になっているために
気づきにくいかもしれないけれど、
実にたくさんの恵みが存在し、受け取っている。
病気になって、初めてそれまでの健康の有り難さに気づくように、
当たり前にあることのなかに、
幸せはいっぱい存在している。
自分とはどこに行っても道連れ。
ずっと一緒にいるならば、
なにげないところにも幸せを見つけ、幸せに思い至り、幸せを感じられる。
そんな自分のほうががいい。