気づきの伝道師 藤井一規です。
マネージャや、親といった、リーダの立場になると
叱るという、できれば避けたいような場面に向き合う必要がある。
今日は、叱るということにてついて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/9360/
この記事の目次
「あまりに叱る機会が多いということは、叱る側にも原因があると考えられます。ですから部下を戒めるときは、自戒の念を込めることも忘れないようにしてください」
by角山剛(心理学者)
人間は、その言葉が示すように
他の誰かとつながりたいとい欲求を持っている。
家族や、チーム、地域、国といった
集団活動をしていくことになることがほどんと。
そこでは、リーダは、メンバを叱る必要が
出てくることがある。
しかし、意外ときちんと叱ることは難しいと言われる。
どのようにしていけば良いのだろう?
<叱ると怒るの違い>
まず、叱ると、怒るの違いを確認しておきたい。
怒るのほうは、出来事に対して
湧き上がってきた怒りの感情を表に出すこと。
感情のはけ口になってしまっていて、
相手は委縮するだろうけれど、
怒られた結果、気持ちよく改善しようとする気にはなりにくい。
初めはびっくりするが、慣れてしまえば、
またか・・・適当に謝っておくか。
と、あしらわれてしまったりする。
対して、叱るには、相手への成長の期待が含まれている。
相手への愛情が含まれている。
その気持ちが伝わると、改善につながりやすくなる。
<叱り続けても>
どうも、叱っても通じないというか、
なかなか改善しない相手がいたりする。
この程度はできてほしいのに!
できるはずなのに!
知識も、やり方も、トレーニングしてあるのに。
どうしてこんなに失敗を繰り返すのだろう?
そのうち、リーダは叱るのをやめて、
あきらめてしまったりする。
自分の指導力のなさなのか?と自分に失望してしまったり、
相手の能力がなかったのかもしれないと、見限ってしまったりする。
相手の方も、しまった!とか、申し訳ない
と言う思いを持ち、ダメな自分を育ててしまったりする。
<同じやり方では、同じ結果>
同じように叱る、叱られるを繰り返しているということは、
同じパターンを繰り返しているだけと考えられる。
どうして、何回言ってもわからないのか!
どうして、できないのか!
と思いがちだけれど、
同じやり方をしたら、同じ結果が返ってくるのが
普通だということに気づいておきたい。
違う結果を出すには、違うやり方をする必要があるのだ。
だから、繰り返しているということは、
今のやり方では、問題を解決するポイントに
ヒットしてはいないということだ。
<変えていこう>
そう、相手を叱るときには、
何かあなた自身にも、何か変える必要があると
認識する必要がある。
つい、叱ることが変えることになる
と思いがちだけれども、
実は、そうではないことが多い。
もっと、達成しやするするための
サポートが必要なのだ。
それは知識かもしれないし、情報なのかもしれない、
スキルかもしれないし、進み具合を確認することかもしれない。
叱る側も、何かを変える必要があると考えて、
行動する必要があるのだ。