気づきの伝道師 藤井一規です。
すべてのことは、何か意味を持って起きている
と言われます。
今日は、起きたこと、起きることへの向き合い方について考えていきます。
<ブログ>
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この記事の目次
「過ぎ去った、すべてのことに『ありがとう』。そして、これから来たるべき、すべてのことに『はい』という心を持ちたいと思います 」
by遠藤郁子(ピアニスト)
出来事には意味を見つけることができる。
そして、どんな意味をつけるのかは、
自分が決めている。
では、どのようにしていけばよいのだろう?
<意味付け>
生きていくうえで、好ましいものと
避けたいものとを区別することは役に立つ。
役に立つ出来事は歓迎し、
自分を危険にさらすものは、敏感に感じ取り
回避していきたいのは、当然といえる。
そこで、起きた出来事に対して、
自分なりの判断基準をもって、
これは快適! こういうことだ。
これは危険! ああいうことだ。
・・・
といった意味づけをしている。
そして、その意味付けは一旦つけると、
そのままにしておきがち。
<雨は不快か?>
晴れた日は気持ちよく、
雨の日はなんだか嫌。。。
そんな意味付けをし、そう感じている人がいたりする。
しかし、童謡「あめふり」の子どもは、
雨が降ることで、お母さんがお迎えに来てくれるから「うれしい」と歌っている。
また、雨が降らなければ、作物は育たなかったりする。
「雨が降る」こと自体には意味はないが、
それに対して、人は意味をつけている。
<どんな意味をつけるのか?>
過去の出来事に苦しんだり、悔やんだり
不幸を呪ったり、恨んだり・・・
そんな状態の時間を過ごしているひともいる。
さらには、これから先も
同じようなことが起こるのではと
不安にさいなまれ、恐れている人もいる。
しかし、全ての意味付けは自分がしている
ということを思い出していきたい。
どんな出来事にも、
プラスの面を見つけることができる。
たとえ起きてすぐには、悲劇だと思えるようなことも、
人生において役に立たせていくことができる。
<学びに変え、役に立たせる>
リオデジャネイロオリンピック 金メダリスト
水泳の荻野選手は、2015年7月に自転車で転倒して右手を骨折する。
泳げないもどかしさ、成長していくライバル・・・
とても、この出来事をプラスには受け取れないでいた。
しかし、順調なときには気づいていなかったけれど
自分がそれまでいかにたくさんの人たちに支えられてきたかに気づく。
再び泳ぎ始めたとき、あんなに当たり前だった
泳げることが、いかに幸せなことだったかに気づく。
そして、それまで、自分がいかにおごっていたかにも気づき、
練習への取り組み方も変わっていく。
金メダルを取ったとき、
彼は、事故に遭ったからこそ、
一回り成長できたと言っている。
出来事の意味付けが、完全に変わっていった。
それは、出来事から学んだことを活かしていったから。
<すべてにありがとう>
起きることにどんなプラスの意味をもたせられるか、
たとえすぐにはわからなくても。
なにかプラスにできるはずだ、って考えることができる。
どんなプラスに変えられるのだろう?
って質問を投げかけておけば、
マイナス面に囚われている意識を
プラスの方向に向けやすくなる。
せっかくの人生、起きたことを活かして、
幸せになっていきたいもの。