気づきの伝道師 藤井一規です。
オリンピックが終わり、
プロ野球もシーズンが終わりを告げようとしている。
引退する選手も現れる。
また人生においては、世代交代とか、引き際とかが話題になることがある。
今日は、どのように人生後半を送るのかについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「『これからは君たちの時代だ』と言う老人にならないようにしよう」
by森 博嗣(作家)
第一線で活躍していれば、世代交代や、引き際を考えることは、誰にもあるだろう。
そのタイミングや、そのやりかたは、ひとそれぞれ。
だからといって、「これからは君たちの時代だ」と言うことを
良しとはしない、という言葉を取り上げていく。
良しとはしていないのは、なぜなのだろうか?
<君たちの時代>
「君たちの時代」という言葉には、
応援という意味があるかもしれない。
もはや第一線ではいられない哀しみもあるかもしれない。
しかし、同時に、自分の果たせるはずの責任を
放り出してもいないだろうか?
自分はもはや用済み、
そんな感覚を持ってしまっていないだろうか?
そして、任せた相手を批評したり、
未熟さや、不手際を批判するだけになってはいないだろうか?
<人生の主役>
思い出していきたい。
自分の人生の主役は、何歳になって自分。
どんな状況になっても、主役の座を降りることはない。
周りからどのように見えようとも、思われようとも、
それは変わらない。
人生の主役である限り、
何らかの形で社会に関わっている。
社会から外れていたり、外れようとする意識があるとしたら、
考え直したほうが良いかもしれない。
<できることはある>
役割が変わろうとも、
できることがある。
自分が主体的に関わっていくことができる。
自ら創っていくことも、
変えていくことも、
周りに影響を与えていくことも、
大きな波にしていくことも。
<育てる>
もちろん、だからといって、自分だけが限られた席を
何が何でも独占し続けていけばよい、というものではない。
継続・発展のために、次の世代を育てるという意識も大切。
私たちは、いまある席以外の席をつくりだすことができる。
席を譲って、自ら新しい席に進むのもあり。
新しい席に、誰かに座っていただくのもあり。
ひとつの時代は、ひとつの世代だけが作るのではない。
いろいろな世代が混在し、交流しながら、一緒につくりあげていくもの。
人生は、最期まで楽しむことができることを覚えておきたい。