気づきの伝道師 藤井一規です。
子どもをどのように育てたらよいか、
さまざまなノウハウが知られるようになった。
あまりにもいろいろだったり、
ある人は良いというが、別の人が悪いと言ったりしている。
今日は、子どもをどのように育てていくか、その一端に触れていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「両親がひたむきに生きる姿自体が、どんな幼い子にも素晴らしい影響を与えるのです」
by 井深 大(実業家)
あんなに仲が良かった夫婦が、子育ての方針の違いから対立して離婚した、
なんて話がでるくらい、子育てについての考え方は議論を呼んだりする。
ひととき、子どもの育て方について考えていく。
<親の影響>
子どもにとって、親の存在はものすごく大きい。
親に愛されたいし、嫌われたくない。
親のすること、なすこと、言うこと
それらすべてが子どもにとっての偉大な教科書。
他の教科書との違いがわかるまえに、
すごいものとして、刷り込まれていく。
子どもにとって、親は特別な存在なのだ。
そして、教えてもいないのに、
同じ状況では
同じ行動をしたり、
同じ言葉遣いをしたり。
さらに多くの価値観も同じものを身に付けていく。
<まなぶは、まねぶ>
学習は、マネをすることから始まるという。
まねぶことは、学ぶこと、成長につながっていく。
そして、子どもにとって最も身近で重要な人物は、親だ。
親の動向を注意し、取り入れようとするのは自然なこと。
親がどんな考え方をし、どんな発言をし、行動しているかを
とても注意深く観察し、取り入れていっている。
もし、父親が母親のことを大切に思い、尊重し、愛していたり
母親が父親のことを大切にしたり、尊敬していることが
子どもに伝わっていたら、
それが夫婦というものだと捉えたりする。
反対に、パートナーの悪口や文句を伝えていたり、ないがしろにしていたら、
結婚って幸せじゃないかも、って思ってしまうかもしれない。
<育児のノウハウ>
今や世の中には、育児のノウハウが溢れている。
誰にでも通用するすばらしいもののあるだろう。
どころが、たまたまその人の場合だから、うまくいっただけ
なんてものも多い。
最近は、統計的な研究結果を伴ったものも現れ始めたので、
ある程度信頼性のあるノウハウがそろいつつある。
しかし、ノウハウはやはり、スキルでしかない。
スキルは、それを使う人の心とは切り離されている。
たとえば、知能を発達させるノウハウがあったとして、
実際に知能が高い子どもに育つことが悪いわけではないが、
人を愛することを知らずに、知能だけが先行したとしたら、
その知能が、人をないがしろにすることに使われやすくなってしまう。
子どもの才能を伸ばすことも素敵だけれど、
その前に伝えることがあるかもしれない。
<まず子供に伝えたいことは?>
考えてみたい。
あなたが、子どもに一番伝えたいことは何だろう?
それを、知識として教えるよりも、
まず、親が身をもって示していきたい。
良くも悪くもあなたの言うことを、行動を
子どもたちは取り入れていっている。
座学で知識が得られるようにしたり、
身体能力や才能を伸ばす環境を与えることもいいけれど、
親が本当に伝えたいことに、ひたむきに取り組む姿を示していくことが、
素晴らしい影響を与えていくことに気づいていきたい。