私の住む長野県東御市は、
今ワインぶどうの栽培が盛んになってきています。
温暖化の影響でこれまでの代表産地での栽培が
難しくなって来ていると言われる中
冷涼な長野県で出来る「NAGANO WINE」が
実は今注目を集めているんですよ^^
ここ数年でワインぶどうの栽培に
情熱を捧げる人々が
都会からたくさん移り住んでいます。
(地方の割にこれだけ移住者がいる町は
珍しいんじゃないかな!?)
私も10年前に東京から移住した身ですが、
夫が農業をしているのと、
お互いにワインのある食卓が好きということもあり
数年前から白ワイン品種の
「ソーヴィニヨンブラン」
の栽培にも一緒にチャレンジしています。
【東御市のワイン作りの良いところ】は、
海外から原料を買わず、
農業としてぶどうを自分たちで栽培し、
それらを原料としていること。
大手の企業ワイナリーでなく、
個人のワイン好きが始める個性的なワイナリーが多く、
巡る度にそれぞれの人生ドラマに出会える面白さがあること。
(苦労話語りだしたら止まらないと思う^^)
そんな東御市ワインぶどう生産者が
「協議会」なる団体を作りました。
今までライバル視してやって来たことをお互いにシェアし、
協力することで農機械や施設を共同で借りたり
コストを下げたりを目指していくそうです。
今日はその協議会の企画で、
各ワイナリーの畑への見学に行ってきました。
皆それぞれこだわりがあり
つら抜きたいポイントが様々で皆さんとても熱いです^^
畑を見ていても全く同じということがありません。
学びは同じだとしても、
畑の環境、土の状態、品種の個性によって
それぞれのこだわりと知識のベストを尽くしていて、
木の仕立て方には工夫と苦悩の後が残るのが
また魅力的です。
中でもお一人心を打たれる生産者の方がいました。
自分のやりたいことをやっている
美味いワインを作る
ここは大前提。
それをさらに越え、
自分を信用して土地を貸してくれた人との縁を
どれほど大切に出来るか。恩返しができるか。
を考え、
山の景観を取り戻すために、
敢えて平坦な畑ではなく
荒れて雑木林になっている畑を開墾しながら
約10年やってきたと話を聞きました。
写真は、
何十年も荒れていた段々畑を10年かけて開墾し、
見えなかった景色が
やっと見渡せるようになった。
という畑から。
このすがすがしい景色を見れたのは、
その人の強い信念と
そのことをやり遂げる重要性を感じ取ってていたこと
ご縁ある人への感謝の気持ちがあったから。
その人が作るワインは気品が漂っていて
とても美味しい。
誰かに贈り物をする時に選びたくなるワインだ。
消費する側にもその商品の価値が伝わり
納得されるって凄いことだな。
私は自分がやりたいことばかり探していたけれど
それは叶えた上で、
未来に残せ、継続性があり
誰かに貢献できる仕事がしたい。
そう心熱くなる天界からの景色でした。
【 今日の魔法のしつもん 】
1.あなたの仕事にはどんな魅力がありますか?
2.その仕事を続けると未来はどうなりますか?
3.あなたの仕事は、誰に どんな貢献をしますか?