【Misuzu’s Lesson】
その一言に どんな想いをのせますか?
先日、縁あって
皇居の勤労奉仕に参加し
貴重な経験と数々の感動を味わわせて頂いた。
その中で特に印象深かったのが
天皇・皇后両陛下の御会釈を賜ることができたことだった。
とりわけ、
皇后陛下の【ありがとう】という言葉は
今もなお、私のココロに残っている。
普段、何気なく使っている”ありがとう”という言葉。
漢字で書くと【有り難う】
有ることが難いという意味で
本来は滅多にないこと、珍しくて貴重だ、という意味を表している。
*語源由来辞典より
ありがとう、という言葉にはパワーがある、ということを
これまでも色々なシーンで学び、
実生活でも沢山体験してきた。
ありがとうにもレベルがあるっていうのは
五日市剛さんの講演で学んだ。
【ありがとう階級】
誰かになにかやってもらう時 ありがとうと 言うのが初級
いやなことくるしいとき病気さえも ありがとうと 言えるのが中級
何もないふだんの生活にも ありがとうと 言い続けられるのが上級
普段、私が一番多くつかっているありがとうは
誰かに何かをやってもらった時。
何か特別な感動を覚えた時にも使ってる。
カラダに痛みがあるときには
ありがとう、って言うようにしている。
そうすると
なんだか痛みが少し、
やわらぐのを体験から知っているからだ。
健康ってありがたいな、って思う瞬間でもある。
それから
人に対してありがとうって感謝することは多いけれど
だんだんと
過去の自分にありがとう、って言えるようにもなってきた。
今あるのは
決して当たり前ではなく
過去の自分が選択してきた結果であるからだ。
未来を描いて
今、選択し決断する。
きっと今日、たった今、
選択し決断したことに対して
感謝する未来があるんじゃないかな。
まぁ、そんなこんなで
ありがとう、という言葉や感謝について
自分の生活の中にすっかり溶け込んでいるものだと思っていた。
がしかし!
今までとは別次元のありがとうを体験した時
その奥の深さに
まだまだ自分は浅いな・・・と思わざるをえなかった。
それくらい
皇后陛下の”ありがとう”は特別であり、別格だった。
なんというか・・・
その、たった5文字の
あ・り・が・と・うの中に
込められているもののスケールが違う。
これはまったくもって
主観でしかないのだけれど。
その『ありがとう』の中に
感謝はもちろんのこと
受容とか
赦しとか
喜びとか
愛だとか・・・etc.
色々な意味や感情を含んでいる素晴らしい言葉なのだ、ということを
肌で感じ、実感したのだ。
『ありがとう』という一言が
こんなにもココロを震わせ、感動を与えるものだったとは。
何か・・・
本当に有り難い気持ちになった。
国民を愛する日本の母からの一言は
私をはじめ、
そこにいる全員のココロに
あたたかい気持ちを抱かせたに違いない。
『ありがとう』
私はこの一言で
皇后陛下のファンになった。
普段何気なく使う『ありがとう』という言葉。
そのたった5文字に何をのせるか。
どんな想いでその言葉をいうのか。
もしかしたら
たった一言が
誰かのココロに明かりを灯すのかもしれない。
想いをのせた、その一言が。
【Misuzu’s Lesson】
その一言にどんな想いをのせますか?